けっかはっぴょー

はっぴーくりすます

…まぁ、とりたててハッピーなネタは提供できないのですがね。

この間、今回のテーマSSのy君の発表が実際に行われましたが、結果は惜しくも入賞はなりませんでした。

発表は良かった。
落ち着いて、ほぼ時間通りにできた。
淡々としながらも、棒読みにならず、感情の起伏もこめて話せてた。

そう、発表は問題なかった。
ただ、惜しむらくはその後の質疑応答。

この詰めが甘かった。
僕にも大きな誤りがありました。

質疑応答対策もしていたのですが、y君が質問されたらあがって考えられなくなってしまうからと、予め、Aと質問されたらBと回答しよう、Cについて聞かれたらDと答えよう・・・と、質問回答のパターンを作ると言ったのです。

あがり症の彼にとっては、有効な手のため、僕もOKしたのですが、これには大きな落とし穴がありました。


質問の途中で、Aと思われるキーワードがあった時に、それ以降の質問の内容をじっくり吟味することなくBと答えようとしてしまうのです。

質問者の話し方なんてさまざまです。
自分の理想通りのストレートな質問のされ方なんて、ほとんどされません。
まぁ、質問者も今しがたの発表を聞いてから質問をするわけなので、自分の考えをすぐにまとめろと言うほうが酷です。

なので、最初はAと思われるようなキーワードについて触れても、実際の質問はCのことを聞いてきたりする。
もしくはこちらがA→Bと思っていた質問とは若干違うA’で質問されると、本当はB’で答えないといけない。

よく聞いて、メモとって、一回深呼吸して、「あぁ、この人は、こういう事を質問しているんだなぁ・・・」と意図を理解してから、答えないと、質問に対してちぐはぐな答えになってしまう。

でも、そんな余裕が無いから、Aと思ったら、すぐBと答えちゃう。


・・・それをやってしまいました。


僕もFさんも会場の聴講席にいて、非常に歯がゆかった。
途中から代わりに回答したかったけど、y君が無言だったらまだしも、頑張って色々と言葉を変えて答えようとしている姿勢だったので、その状態で口を挟むのはy君に対して失礼になってしまうので、それもできず。


僕も大学生のとき、同じような失敗をしてから、使わないようにして、今の発表スタイルを確立したのですが、そのせいで、むしろ落とし穴の事をすっかり忘れてました・・・策士策に溺れる。

この対策は一通り程度の質問対策では甘いです。
何十通りもの質問とその回答を考えること・・・・・・・言うのは簡単ですが、まぁ、無理です。

上に書いたように、自分の考えたとおりの質問が、自分の考えたとおりの聞かれ方で来るなんて、隕石に当たるようなものです。(それよか確立は高いでしょうが)

完璧を目指さず、最低限コレだけははずしてはいけない、むしろ質問している人がコレについて勘違いしているんじゃないか?みたいなところを訂正するよう心がける。

発表じゃないので、詰まったって良いのですよ。
僕なんてカミカミマンだから、よく言い直しますけど、相手の質問を真正面で受けて、相手に返すことさえ出来さえすればそれでいい。

フォームが下手で、2,3回バウンドしても、相手にボールが届けば御の字です。


y君も僕もFさんも苦い思い出になりましたが、いい経験にもなりました。

でもって、またy君。
今度の3月に同じネタで他の発表会に参加するのよね。
同じ轍を踏まぬよう頑張ってサポートせねば。