振り返ってみよう VOL.3

こんばんは79ERSです。
振り返ってみようシリーズということでSS書きとしての自分の歴史を振り返ってみようと思います。
前回は、法学部に入学し、法律を学ぶ事に燃えていた私。
だが、サラ金問題に触れ、法の無力さを悟り、情熱は一気に醒めてしまい……
進むべき道を失い、無気力な状況になってしまいました。
そこから大学である授業を受け、再び、進み始めました。
その授業は、経済学でした。
卒業の単位ということで適当にとった科目だったのですが……
ここである基準に気付きます。
それは「損得」という基準です。
誰もが損を避け、得を得たいと思います。
人は損と得を交わして、社会がなりたっています。

つまり……
本来人と人は平等で、自由な存在です。
だが、誰もが平等だったら、集団は動きませんし、一人でやれることは限界があります。
更にみんなが、自分勝手に行動したら、社会は成り立ちませんし、力の強いものが相手を支配することとなります。まさに恐怖と暴力が横行する社会となります。
そのために、人はやってはいけない行動を法律で予め規定することで、みんながその規定を守る事で集団を保つことに繋がります。そのシステムを担保するために、守らなかったものは罰が待っています。みんな罰を受けるのが嫌だから嫌でも規定を守る事となります。

だが、世の中の変化に法律は柔軟に対応できません。
みんなが守るものだから、慎重でなければなりませんし、最低限のものでなければなりません。
それだけに法律はどうしても後追いになってしまいます。
そのときに必要なのは「損得」という基準です。
人に得を得られるものがあれば、その人についていきます。
自然と上下関係が発生する事となります。
人が人を支配し続けるためには、その人に特になるものを提供し続ければいいのです。
その指標として、金の動きがその指標となると思い、経済学を勉強し始めました。
そのときの知識が今の仕事に繋がっているのですが……

その後、その指標が大きく揺らぐ状況が起こります。
その状況に関しては次回お話します。