参加することも勝つことも重要

こんばんは79ERSです。
次の文章をご覧下さい。

The most important thing in the Olympic games is not to win but to take part.
just as the most important thing in life is not the triumph but the struggle.
オリンピックで最も大事なことは勝つことではなく参加することである。
それはちょうど,人生で最も大事なことが栄光ではなく勝利を獲得することであるように。

これはかの有名なオリンピック創設者のクーベルタン男爵の言葉です。
主に第一文が有名なので良く出てくるのですが、これに続きがあることは知られていません。主に、「struggle」の訳については、「努力する」という訳が殆どですが、後に彼の発言を見ると、「勝利」の意味を含んでいたと言われています。

さて何が言いたいかというと、「努力する事」「勝つこと」どちらが大事かと言う議論がスポーツ界では起こります。ですが、私は「どちらも大事であって、どちらが欠けてもスポーツは何も意味はない」と思っています。スポーツでは勝者と敗者がはっきりと別れます。みんな勝者になりたいし、敗者にはなりたくない。それは当たり前です。ですからみんな勝者になるために努力する事は自然なことです。ですが、敗者には意味はないのかというとそういうことはありません。初めから勝者が決まっているような試合を見たいとは思わないでしょうし、敗者が懸命にやった試合には必ずその試合は盛り上がります。決してこれは結果だけでは図れないものだと思われます。スポーツはこれだけが大事だと言えるほど単純なものではありません。だから、多くの人の心をひきつけるものかと思います。今回この2文を取り上げさせてもらいましたが、私にはこの2文にはそういうメッセージが込められているような気がするのです。


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