死を急ぐ君へ送る Vol.5

こんばんは79ERSです。
前回は、何故死んではいけないの理由で、死のうとしているあなた自身が回りに与える影響についてお話しました。
今回は、あなた自身のことについてお話しようと思います。
まず、人間ほど恵まれた生物はいないということです。
他の生物は食物連鎖という弱肉強食のシステムの中で生きています。
相手の生物との生きるために殺し合いを行い、それによって食物を得てようやく生きられる。
そんな殺伐とした中で生きなければなりません。
その反面、人間はかろうじてそのシステムから抜けて生きることができます。
今あなたはその人間を辞めようとしています。
次その人間に生まれ変わる保証はどこにもありません。
臭く暗い場所を漂う蚊や部屋の隅をコソコソと隠れながら移動するゴキブリ。
そんな生物に生まれ変わる可能性もあるのです。
せっかく人間に生まれているのですから、しっかり謳歌しないともったいなくないですか?

そして、次に上げられるのは、人間は死んだ時の苦しみはずっと残るということです。首吊りで死ねば、そのまま首を締められた苦しみを味わい続ける事になるし、飛び降りなどで地面に叩きつけられれば、体全体の痛みを感じ続ける事になります。いろんな宗教で地獄のことが話されますが、おそらくこのことを表現したものと思われます。人の一生はせいぜい100年程度。だが、死んでからはその何倍もの期間があります。苦しみから逃れるはずだったのにずっと苦しむ事になった。それは悲しいことだと思いませんか?

最後に、自殺を行った後、あなたを覚えているのがそんなに長くはないということです。最初は悲しんでくれたり、懐かしんでくれたり、罪悪感を感じてくれる人はいるでしょう。だが人の記憶はそんなにもちません。次第に記憶は薄れ、例え、肉親であってもあなたのことなど見向きもしなくなるでしょう。一時は優越感を感じ、苦しみから解放されるかもしれませんが、完全に忘れ去られ、完全な孤独の状態におかれることになります。そんな寂しさにあなたは耐えられますか?

ある意味で、自殺はあなた自身にも損です。
そのことを理解しておいて欲しいと思います。

でも、それだけのものがあっても死にたいと思う人もいると思います。
ある意味でその気持ちを理解する必要があります。
ですので次回は、なぜあなたは自殺したくなるのか?
それについてお話したいと思います。