先週の続きです。

ども土曜担当の情野です。
今回も、先週に引き続き仮面ライダーについて語らせていただこうと思います〜


前回同様、完全に個人的な意見かつ長くなりそうなので、興味のない方はスルーくださいませ。
その他、それぞれのライダーの『結末』についても多少触れておりますので、未見の方はお気をつけくださいませ。




それでは、先週の続き……小林靖子さんがメインライターではない平成ライダー達の最終回以後の『力』と『宿命』についてはどうなのか、新しい順に注目してみたいと思います。
なお、折角先週に興味深いご指摘をいただいたので、初変身についても触れてみました。
ご意見、誠にありがとうございました。


ではまず仮面ライダーW。
初変身(テレビ上ではなく物語内において)は第1話(及び『ビギンズナイト』)。
1話で初めての変身をしていますが、同話内で時間が多少流れていて、戦闘に慣れた様子を見せてくれていました。
最終回以後については、変身のアイテムたるガイアメモリは健在なので変身可能。
舞台となる風都に蔓延しているガイアメモリも健在なので、主人公である左翔太郎とフィリップはそれらと戦い続けなければならないでしょう。
実際、後日談となる『仮面ライダーアクセル』や『エターナル』でもガイアメモリによる犯罪は収まってないようですし。


次に仮面ライダーディケイド
初変身は第1話……ではあるのですが、主人公・門矢士が記憶喪失な事、素性の謎の多さから真の初変身がいつかは不明。
最終回、及び本当の結末と称された劇場版以降、変身能力は健在。
士=ディケイドは仮面ライダーとして世界を旅する事そのものが宿命付けられており、それが『彼の物語』である以上、彼は『あの結末』以後もそれをずっと続けていくでしょう。
円環構造になっているというテレビ版最終回でもそれは変わらないと思われます。


次に仮面ライダーキバ
変身については第1話が初ではない様子でした。
その辺りについては描かれていなかったような……記憶違いでしたら申し訳ありません。
最終回以後、変身能力は健在。
最終回では新敵対者とも言える『ネオファンガイア』なる存在が登場(?)しており、戦いは避けられない様子です。
それでなくとも、主人公である紅渡が、父親である紅音也から『人の心の音楽を守りたい』という思いを受け継いでいる事や、ファンガイアそのものが滅びたわけではない事から、彼の戦いは続いていくだろうと思われます。
少なくとも、それをいずれ生まれる息子に引き継ぐまでは。
……個人的には渡の嫁が誰なのか気になります(w。


次に仮面ライダーカブト
主人公・天道総司の初変身は第1話。
ただし真の姿であるライダーフォームへの変身は第2話だったりします。
変身アイテムたるカブトゼクターは最終回で何処かに飛び去ったもののおそらく健在。
大きな企みこそ潰しましたが、ワーム・ネイティブが完全に滅んだわけでない以上(性質上まだまだ潜んでいる可能性は低くないと思います)、いざという時彼は再び戦う事になるのではないかと思われます。


次に仮面ライダー響鬼
主人公ヒビキさんの初変身がいつなのかは不明。
第1話では、変身後に口から鬼火を吐いて敵に浴びせかけて終わりという、インパクト溢れるものでしたね〜
最終回以後も変身能力は健在。鍛え続ける限りは大丈夫なのでしょうね。
……実際に鍛えて変身出来る術があるのなら是非教えていただきたいです、ええ(ぉぃ。
彼らの敵である魔化魍は生物・自然現象的な側面があり、彼らを操る存在も健在なので、戦いはずっと続いていくものと思われます。


次に仮面ライダーブレイド
こちらも主人公・剣崎一真の初変身については不明。
第1話ではまだまだ駆け出しという印象が強かっただけに、終盤での強さや頼もしさが感慨深かったです。
最終回以後については、変身の要であるカードはほぼ全て『封印』されたので、変身不可。
ただし、ベルトをはじめとする各種アイテムそのものは健在だと思われるので、絶対に不可能という訳ではありません。
最終回において、主人公である剣崎一真がある過酷な運命を背負い、それと戦い続ける事を宣言している事から、宿命からの解放は未だ遠いようです。


続いて仮面ライダーファイズ
初変身は第1話。
携帯で変身、予告では女性が変身?!とミスリードさせたりと、色々印象的な1話でした。
最終回以後については、主人公・乾巧の余命が僅かである可能性が高いのですが、それでもファイズギアは健在だと思われるので変身は可能。
敵であるオルフェノクは人間の中から生まれ出でるものなので、人間に危害を加えるオルフェノクがいる限り、今後も戦いは続くのではないかと思われます。
……個人的にはスマートレディの正体がなんなのか気になっていたり。


次に仮面ライダーアギト
初変身は第1話……ではなく、主人公・津上翔一が記憶を失う前に水のエルと戦った時が初変身となります。
最終回以後、描写されておりませんが変身能力は健在だと思われます。
敵であるアンノウンの脅威は去ったので、実質未来は明るいはずなのですが……。
人類の一部がアギト化していくだろう問題や、ラスボスと言える『闇の力』が最終回以後も人類を見守っているだろう事など、未来については未知数な側面があると思われます。
……最終回以後作られたらしいG5はどんな感じのものなんだろ(ぉ。


そして最後に仮面ライダークウガ
主人公・五代雄介の初変身は第1話ですが、この時はまだ不完全なグローイングフォームでした。
個人的には、真の意味での初変身は第2話ではないかと思ったり。
この辺りは1話が不完全な変身……ブランク体だった『龍騎』にも言えることかもしれませんね。
変身の要たるアークルはン・ダグバ・ゼバとの戦いで破損。
ただし、核たるアマダムにまでダメージが届いていたのかは不明。
自己修復能力がある事から、変身能力が失われたのかは分からずじまいでした。
敵であるグロンギは倒しているので、クウガとしての宿命からは解放されているととれなくもないのですが……。
上記のアークルの影響で身体が人間離れした状態になっている事もあり、アークル破損の影響の有無や変化が分からない限り、明言は出来ないと思われます。


以上、初変身・最終回以後の比較でした。
前回の比較含め、現時点で主役ライダーにおいて変身能力を最終回時点で明確に失っているのはオーズ・龍騎2作品のみで、その2作品が小林靖子さんの手掛けられたライダーだというのは興味深い所です。
(ただ、オーズについてはメダルの行方次第で、先週も書きましたがフォーゼとの競演内容が明らかでない事からあくまで現時点でということになります。
あと、そういう見方で言えば、カードを封印したブレイドもこちら側になるのかもしれません)


最終回以後については推測部分も少なからずあったので、その点他、設定把握不足や見過ごしなど、不快になられた方がおりましたら心からお詫び申し上げます。
また、もし『ここは違うのでは?』などご意見などありましたらコメントをいただければ幸いです。


そんな訳で、今回感じた「引っ掛かり」について書き留めてみたかった事、万が一同じ様な感覚を抱いた方への一助・参考となればという思いで書き記した次第ですが、いかがだったでしょうか?


ただ、誤解していただきたくないのは、この比較はあくまで『ライダーの違い』についてのものであり、小林靖子さんの脚本批判や、映司や良太郎、真司が仮面ライダーではない、などという主張や意見では決してありません。
僕個人としては、小林靖子さんが描かれる仮面ライダー作品は、人物描写やその魅力、それらを引き出す物語構成など、極めて魅力的だと思っておりますので。
そういった事もあり留意しているつもりではあるのですが、もしそう感じさせてしまい、不快に感じられた方がおりましたら、心からお詫び申し上げます。


とまぁ、そんな感じで長文、乱文となってしまいましたが、仮面ライダーが好き過ぎるが故という事で、ご容赦いただければ幸いです。


上にも書きましたが、仮面ライダーに興味を持たれた方、仮面ライダー好きの方にとって、なにかしらの参考になれば幸いに思います。


というわけで今回はこれにて。
次回は多分普通の日記に戻る予定です。


早速フォーゼにハマっている情野でした(w。