今回の地震の分析 79ers

こんばんは79ersです。
皆様いかがお過しでしょうか。
さて、前回まで地震に関する被害についてお話しました。
その分析をお話させていただきます。
あくまで関東近辺についてお話させていただきますので、東北とは状況が異なることをご了解下さい。
まずはなぜ被害が大きくなったのかについてですが。
一つは関東近辺は車社会ではなく、電車社会になっていたこと。
電車のインフラが余りに完璧に整備されていたことから、いざ電車が止まると多くの人が移動手段を失う結果になっていました。
いざその時にタクシーやバスを利用するにしても元々電車の補助機関の役割になってしまい、いざ使用すると大渋滞になってしまうということになったのです。
バスを優先的に通すとか一部のタクシーを乗り合いにするなどの処置をすることで多くの人を輸送する体制が求められます。
その一方、大きな嘘があります。
省エネ運動が最近行われていましたが、この実体の姿は省エネでなくコスト削減だったということです。
IT化、システム化、効率化のもとで多くの機械が周りに出来ています。
しかし、冷静に考えてみると機械でやる必要がないことも機械でやっていないでしょうか。
つまり、人がやっていたものを機械にシフトすることで人件費抑制を図る。
それが長く行われたということです。
所謂、大量の電気に、依存して機械を増やし過ぎた。
それが今の事態をもたらしていると言えます。
その為、電気が止まると産業がストップする。
そんな事態を引き起こしてしまったと言えるのです。
それだけに、「それは人が出来ないことなのかどうか」を考えなければならないと思われます。
最後に完結していなかった地震対策が挙げられます。
地震の揺れによる対策を完璧にとっていた方が多いと思われますが、そこで終わってしまったということです。
耐震補強をやっている方は多くても、交通機関が止まった時の対策など地震の後の対策まで考える方はそんなにいなかったと思います。
阪神大震災ニュージーランドの建物の崩落を報道されていただけに、そのイメージが残ってしまったと言えると思います。
地震後も対策が必要。
そのことを認識する必要があると今回の地震が教えてくれたような気がします。
以上です。
だが、幸運にも、日本は被害が少なく済んだと言えます。
これが別の国だったら、別の時期だったら、これでは済まないと思います。
次週はその話をしようと思います。