もう少し考えてほしい

ども土曜担当の情野です。


tukiさん、更新お疲れ様でした。
こちらは特に問題ありません。
いつも本当にありがとうございます。


さて話は変わりまして。
今回は『東京都青少年健全育成条例』について少し。


ぶっちゃけて言えば、僕は大反対です。


この条例の問題点については、既に多くの方が語っているので僕が言える事は殆どありません。


ただ正直、これを通そうとしている人達が色々な意味で大丈夫なのかなぁと思います。
なんでこう穴ばかりのものを無理矢理押し通そうとするのか、どうにも理解に苦しみます。


『子供に見せたくないものがある』
ソレは分かります。
ですが、子供だっていつまでも子供じゃありません。
子供から大人になっていく過程で、多くの事を知っていきますし、知らなければならないと思います。
その『知っていく世界』は綺麗なものばかりではありません。
それを『大人』になるまで見せないままに、知らさせないままに、教えないままにしておいて、『大人』になった後唐突に清濁合わせた世界を理解しろというのは無理がないでしょうか?


確かに、漫画やアニメに問題のある表現が全くない、とは言えないと思います。
しかし聞く所によると、現状でもソレについては十分に対応できるとの事。


仮にそうでなくとも、表現上の問題については、出版社や漫画家、アニメの関係者の皆様と話し合っていく事で解決出来る事のはずです。そうすべき事のはずです。
そうして何がどう問題なのか、話し合い、意見を交わしていく事に意味があるんじゃないでしょうか?


規制賛成の関係者の中には、そうしてきた、と主張する方もいるのかもしれません。
でもそれならば何故今現在進行形で各出版社が反対に回っているのでしょうか。
話し合いが十分でなかったからこそ、
今回の条例に問題があるからこそ、
出版社をはじめ、多くの方々が反発している事のではないでしょうか。


規制賛成の方々には、もう一度、冷静になってよく考えてほしいです。
『力』で表現を縛る事への危険性について。


表現の自由』についてはずっと考えていきたいと思う情野でした。